top of page

人事の育成が会社を変える① なぜ、人事施策を打っても組織は変わりにくいのか

1月26日
読了時間: 2分

更新日:8月4日


人事制度を見直し、研修を実施し、サーベイや1on1も 導入している。 それでも、組織が思ったほど変わらない。 そんなご相談をいただく機会が、以前より増えてきました。

これは、どこかの会社だけの話ではありません。 また、誰かの能力や姿勢が原因だという話でもありません。 むしろ、多くの組織で同時に起きている、構造的な課題 だと感じています。 ------------------------------------------------------------------ ■よくある取り組みと、起きがちな停滞感 評価制度の刷新、育成体系の整備、各種研修の実施。 やるべきことはきちんとやっている。 それでも、組織状態を見ると、その手応えを感じにくい。 経営も人事も、どこか疲労感を抱えながら前に進んでいる。 現場は忙しく、人事は対応に追われ、経営は判断材料が 十分に整理されないまま、意思決定を迫られる。 そんな状態に心当たりがある方も、いらっしゃるのでは ないでしょうか。 誰もサボっているわけではなく、むしろ真面目に取り組んで いるからこそ、「これ以上、何をすればいいのだろう」と 立ち止まってしまう。

------------------------------------------------------------------


■なぜ、組織状態が変わりにくいのか 私は、この背景にあるものは、人事の能力や意欲によるもの ではないと考えています。 人事の役割そのものが、環境の変化に、少しずつ合わなく なってきている。 そのズレが、結果として「変わりにくさ」として表れている のではないでしょうか。

人事には、現場で起きている出来事を読み取り、状況に 応じて選択し、対応を重ねていく力が、より強く求められて います。

一方で、その判断力を育てるための機会は、必ずしも十分に 用意されてきたとは言えません。 人事は短期間で「正解」を出すことを期待されやすく、 試行錯誤や振り返りの余白を持ちにくい立場に置かれがちです。

その結果、組織状態に大きな変化が起きにくい状態が生まれて いきます。 これは、個人の努力ではどうにもならない部分でもあります。

------------------------------------------------------------------ ■今後、企業に求められるもの もし、人事が判断を積み重ねていける環境だったとしたら、 組織の状態は、少し違ったものになるかもしれません。 そこで私は、このために必要なものが、「人事の育成」だと 考えています。

人事の育成は、人事のためだけのものではなく、組織全体が より前に進むためのもの。

次回は、人事に必要なのは知識ではなく、「判断力」である 理由について、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。



最新記事

すべて表示
見たかった未来

とあるオーディションの裏話を語るコンテンツでのエピソード。 「合宿所のお風呂で、夜遅くまで複数人で歌を歌っていた。」 なんだか尊くて、好きな裏話です。 ライバルでもあるけど、仲間でもある。 音楽や、目指している未来を通して、人と人がつながり、 ともにスキルを磨き、関係が深まっていく。 彼らはその後、グループや活動は別になったものの、同じ事務所に 所属しました。 だから、限定ユニットとして、同じス

 
 
優しい嘘

先日、姪の授業参観に行ってきました。 音楽の授業では、昨年の合唱コンクールの動画を見ていたんですが、 前半からすぐに涙が出てしまいました。 「中学生になると、こんなにうまくなるんだ」 「練習、頑張ったんだろうな」 そのとき、自分が中学生の頃の合唱コンクールで伴奏を担当したことも 思い出していました。 私の学年の伴奏者賞は、いないとのこと。 担任の先生が、課題曲を伴奏した私と、自由曲を伴奏した子に、

 
 
【お知らせ】「人事アドバイザリー」のサービスページを開設しました

既に実施しておりました「人事アドバイザリー」のサービスのページを 新設いたしました。 ■人事アドバイザリーについて 人事は、専門性が高く、経験を積むまでに長い時間を要する領域です。 そこで、人事領域の意思決定を支え、実現したい未来を叶えるための 組織づくりや、人材成長に向けたアドバイス・知見提供を行っております。 ​セカンドオピニオンを聞きたい時や、将来の人事課題を未然に防ぎたい 場合にもご活

 
 

Business

方針や哲学の言語化支援
​人事機能の強化支援

書籍の執筆

Book

ビジネス書
  -「才能分業」で会社を強くする:
本来の力を引き出す 経営のあり方
  - 人材育成が作用する建設的な境界線:愛情のかたちを変えるという選択肢


エッセイ
  - 物事を見る席
  - 隣の席

  - そのなんとなくは宝箱:感覚を理論でひもといてみた

表紙_表面.jpg

Address

2-2-15, Minamiaoyama, Minato-ku, Tokyo, 107-0062, Japan

©Capire合同会社

bottom of page