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働くことに憧れた日

2月24日
読了時間: 3分

自分の「仕事観」に触れたのは、ドラマ「あしたがあるから」を 観ていたときでした。

1991年に放送されたドラマで、当時の私はまだ子供と言っても 良い年齢。 社会人になるのはまだ先の先の先だと思っていた頃のことです。 それでも、未だに印象に残っているのですから、やはりこの ドラマが私の仕事観の原点なのだろうと思います。 ------------------------------------------------------------------ ■人生に必死な大人たちの、仕事の美学 今井美樹さん演じる安部令子が、会社から事業の企画書提出を 促され、「フラワービジネスを誰かがやればいい」といった 趣旨のものを適当に出したところから、物語は始まります。 なぜかその企画が通ってしまい、まだ27歳にして、令子は 特別企画室の部長になりました。 戸惑いながらも、同じ部署のメンバーと一緒に奮闘していく、 仕事と恋愛を扱ったドラマです。 このドラマに出てくる人たちは、誰もが、自分の人生に必死。

人としての弱さ、ずるさ、逞しさも描かれています。 でも、その多面的な人間模様に、とても心を持っていかれた ことを覚えています。 そして、主役の令子の仕事観と社長令嬢の圭子の仕事観は

まるで正反対なのですが、それぞれに仕事への美学があり、 両方の意見に共感しました。 どちらかではなく、両方必要だろうな、と感じます。 ドラマの中で、圭子は、自分の置かれた立場に甘えずに、 日頃から高いプロ意識を持って仕事に向き合い、家でもよく パソコンを開いて仕事をしています。 リモートワークがまだない時代でしたが、家に帰ってからも

仕事に夢中なこのシーンが、私はとても好きでした。 「なんか、かっこいいな」と。


------------------------------------------------------------------ ■胸を締めつけられた、世界観のある主題歌 そして、もう一つ印象に残っていたのが、主題歌です。 今井美樹さんの「PIECE OF MY WISH」。

タイトルだけ見たら、希望を感じる明るいメロディーを 想像するかもしれませんが、実際のメロディーは全く別。 今まで耳にしたことのない、独創的な音で始まります。 悲しくも怖くもないんだけれど、一気に心をぎゅっと つかまれる。 歌詞も、ドラマのストーリーと同様に、前を向きながらも 結構精神的にはぎりぎりの状態の中、何とか頑張っている 

感じがします。

私の中で、この主題歌のイメージは、夜。

そして、ドラマ全体のイメージも、夜。

それも、まだ深い、朝の光が全く見えない、そんな時間帯。


うまくいかないことがあっても、自分に正直に懸命に生きて、

それぞれの明日を迎えていく。

------------------------------------------------------------------ 長時間働くという意味でも、ぎりぎりのところで頑張るという

意味でもないのですが、夢中で働く日々の中に、やりがいと 楽しさと成長がある。 そんなことを知ってしまった、印象深いドラマでした。








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