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会社の状況に応じた人員体制

更新日:10月18日


ここ5年くらいよく考えているのが、企業規模に応じた人員体制です。


経営者の方と人事の方は「〇人の壁」という、社員増に伴って

直面する企業課題シリーズを知っている人も多いと思います。


ただし、この壁シリーズは、こういう未来を辿るとわかっているので

早めに準備をすることでその影響を小さくすることができるものでも

あります。



CEOとCOOで創業したベンチャー企業がよくやってしまうのが、

「社員がほしい」となった時に、予算を考慮して指導が必要な

レベルの若手社員を複数人採用してしまうことです。


この方法だと、壁シリーズへ一直線になってしまいます。



同じ予算を使うなら、フルコミットではない社外のプロでも良いので、

先にお金の専門家と人事の専門家に仕事をお願いし、全体設計と

質の高い意思決定ができる状態にしてから、人事のプロのアドバイスを

受けながら社員を採用したほうが良いと思います。


なので、


先に役員・CxOを採用

 ↓

次に管理職を採用

 ↓

教える人が社内にいる状況を作ってからスタッフクラスを採用



この順番で進めていけば、社内がガチャガチャしていてトラブルばかり、

という状況を回避でき、建設的に会社を大きくしていくことができます。


そして、この後の布陣は事業内容によりけりで、


・マーケティングが大事でマーケターの人数が多い会社ならCMO

・エンジニアが多くいる組織ならCTO

・経営戦略立案のプロが必要な組織ならCSO


といった具合で、会社が強くしたい部分の専門家を配置できると

組織基盤が整います。



経営は、人、事業、金、それにまつわる情報を適切に配分していく

仕事なので、CHRO、COO、CFOの存在はマスト、取締役として中に

これらの人材がいて、適切な意思決定ができると強いなといつも

思っています。

「人材育成は配置が全て」と言う人もいるくらい、適材適所は重要。 この布陣の考え事はすごく好きです。







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