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人事の問い「人は変わる?変わらない?」


私はこの問いが好きです。


なぜなら、この答えとして企業がどのスタンスを取るかが

人事スタンスになり、採用方針も育成方針も人事制度の

方針も変わる可能性があるからです。


ただ、問いがこのままだと、脳の使い方の傾向や得意分野 といったその人がもともと持っている才能部分まで入って

しまって広すぎるので、少し狭くして、


「人の業務への取り組み方は、変わると思うか、 変わらないと思うか」


で考えた場合、私は、


「変わることがある」

と思っています。  


理由は、一緒に働いていたメンバーの業務の取り組み方が 良い方に変化した場面に何度も遭遇することがあったから です。


全員が変わるとまでは思っていないので、人事は、

あらゆる領域で人が「変わらないかもしれない」ことも 想定した仕組み・取り組みが必要だとも考えています。



以前、企業の中で役員として働き始めたばかりの頃、

人事部門では、色々な背景があって活発な意見交換が

なされていませんでした。


私は社歴が浅いのでみんなの方が会社のことや業務の

流れはよく知っていると考えていたので、私からは、


・みんなの視点から感じることや、特に、

 「もしこれをやったらその後ここで詰まるかも」

 といった懸念点はどんどん教えてもらいたいこと


・それぞれの立場で意見交換することでお互いの

 視野が広がること


・私の意思決定が会社全体やグループ全体に影響して

 しまうので、私が間違えていると感じたら、迷わず

 ぽんぽん言ってもらえたら嬉しいこと


・一緒に参加している会議は、

 情報共有&意見交換→意思決定を目的にしていること


などを、色んな時に色んな角度から伝えていました。


そうしたら、人づてに、

「メンバーの仕事ぶりがポジティブな方向に変わった」

という話を耳にしたり、私自身もそのように感じたりする

機会が増えていきました。



みなさん、あるいは関わっている会社のスタンスは、

どちらに近いですか?


そもそもの部分をしっかり話してから次の一手を

考えることは、あらゆる部分で大事にしています。





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