人事の問い「人は変わる?変わらない?」
- Capire(カピーレ) 伊藤亜里沙
- 6 日前
- 読了時間: 2分
私はこの問いが好きです。
なぜなら、この答えとして企業がどのスタンスを取るかが
人事スタンスになり、採用方針も育成方針も人事制度の
方針も変わる可能性があるからです。
ただ、問いがこのままだと、脳の使い方の傾向や得意分野 といったその人がもともと持っている才能部分まで入って
しまって広すぎるので、少し狭くして、
「人の業務への取り組み方は、変わると思うか、 変わらないと思うか」
で考えた場合、私は、
「変わることがある」
と思っています。
理由は、一緒に働いていたメンバーの業務の取り組み方が 良い方に変化した場面に何度も遭遇することがあったから です。
全員が変わるとまでは思っていないので、人事は、
あらゆる領域で人が「変わらないかもしれない」ことも 想定した仕組み・取り組みが必要だとも考えています。
—
以前、企業の中で役員として働き始めたばかりの頃、
人事部門では、色々な背景があって活発な意見交換が
なされていませんでした。
私は社歴が浅いのでみんなの方が会社のことや業務の
流れはよく知っていると考えていたので、私からは、
・みんなの視点から感じることや、特に、
「もしこれをやったらその後ここで詰まるかも」
といった懸念点はどんどん教えてもらいたいこと
・それぞれの立場で意見交換することでお互いの
視野が広がること
・私の意思決定が会社全体やグループ全体に影響して
しまうので、私が間違えていると感じたら、迷わず
ぽんぽん言ってもらえたら嬉しいこと
・一緒に参加している会議は、
情報共有&意見交換→意思決定を目的にしていること
などを、色んな時に色んな角度から伝えていました。
そうしたら、人づてに、
「メンバーの仕事ぶりがポジティブな方向に変わった」
という話を耳にしたり、私自身もそのように感じたりする
機会が増えていきました。
—
みなさん、あるいは関わっている会社のスタンスは、
どちらに近いですか?
そもそもの部分をしっかり話してから次の一手を
考えることは、あらゆる部分で大事にしています。