ドラマ「愛の、がっこう」感想と考察
- Capire(カピーレ) 伊藤亜里沙
- 1 日前
- 読了時間: 2分
ここのところ毎週楽しみにしているのが、
フジテレビ 木曜夜10:00からのドラマ
「愛の、がっこう」。
これまで両親や親友が道標になっていて
あまり自分の意思を持たずに生きてきた、
木村文乃さん演じる高校教師の愛実と、
家庭環境に恵まれず、勉強がおろそかになって
読み書きが苦手な、ラウールさん演じるホスト
大雅の恋の物語です。
お互いが本来はどんなことに喜びを感じ、
本当はどんな人と一緒に過ごしたいのかといった
「本来の自分」を取り戻していく物語になるん
だろうな、と思っています。
愛実の実家は、お父さんが強いコントローラーで
お母さんが合わせているものの、それに強い
ストレスを感じていて、娘は従順という構図で、
母娘が自分らしく生きていません。
娘の恋愛を起点に、両親もまた、家族それぞれの
価値観や自由について学び、家族ごと再生して
いくのかな。
お母さんが今後キーになって、
娘の人生を後押ししていく展開になるといいなと、
期待しながら見ています。
私は、大雅が住むマンションの屋上で
2人が会話したり、文字を書く個人授業をする
シーンがとても好きで、ここにいる時が2人とも
自分らしいなって思っています。
愛実が文字を書くのを教えることに
喜びを見い出したのは、単純に
教える
→できるようになる
というプロセスが楽しいと感じたというよりは、
教える
→この知識を得た人の人生をほんの少しだけ
豊かにできるかもしれない
というところに、
やりがいや深い楽しさを感じたのかもしれません。
私も企業向けに研修をさせていただいたり、
定期的に姪と一緒に勉強をしたりしているのですが、
愛実の教え方は自分と重なる部分があって、
なんだか見守るような気持ちになってしまいます。
文字は書けるようになるのか。
書けるようになったら、
その後大雅はどんな人生を歩むのか。
エンディングの曲も心に刺さって、
嬉しい気持ちになったり、心が締めつけられたり。
自分らしくあること。
一人の人に丁寧に関わること。
このドラマを見ていると、これらの大切さを
改めて感じます。
これからどうなっていくのか楽しみです。