CHROは「誰に課題があるか」から考えない
- 7月2日
- 読了時間: 3分
更新日:7月9日
「あの管理職のマネジメントの仕方に問題がある」
「主体性のある社員が少ない」
「採用した人材が期待通りに活躍しない」
組織の中で起きるさまざまな問題を、人の能力や資質の
問題として語られるケースはよくあります。
研修や人事相談も、人の話を起点にいただくことが多く
あります。
しかし、CHROは少し違う視点で組織を見ています。
本当に考えるべきなのは、「誰」ではなく「何」に
課題があるのか。
目の前の現象の背景で、何が起きているのか。
その問いから組織を見るのが、CHROの視座です。
もちろん、個人に起因する課題が存在しないわけでは
ありません。
ですが、人事に関わる中で感じるのは、多くの組織
課題が「人の問題」として捉えられすぎていると
いうことです。
例えば、優秀だと評価されていた人が管理職になった
途端に成果を出せなくなることがあります。
一方で、なかなか評価されなかった人が、配置転換を
きっかけに大きく活躍し始めることもあります。
「これらは本当に、個人の課題なのか?」ということを 考え続けるのが、CHROの視座です。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ■方針の曖昧さに起因していることもある さらに組織を見ていくと、組織課題が、人の課題に
見えてしまっていたその背景に、経営方針や人事方針の
曖昧さが存在するケースも少なくありません。
・会社として何を目指しているのか ・何を大切にしているのか ・どのような人に活躍してほしいのか これらの会社の方針や哲学が明確な会社は、育成、採用、
評価が、その実現手段としての役割を果たすことができます。
逆に、これらが決まっていなかったり、十分に共有されて
いなかったりすれば、それぞれが異なる解釈で判断を行う
ようになります。
そして、その小さなズレが積み重なった結果として、冒頭で 例を挙げた 「あの管理職のマネジメントの仕方に問題がある」 「主体性のある社員が少ない」 「採用した人材が期待通りに活躍しない」 といった、さまざまな組織課題が発生してしまう原因になるの
です。
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■まとめ
組織課題が起きたときに大切なのは、すぐに誰かを変えようと
することではないと思います。
目の前の現象だけを見て判断するのではなく、その背景に何が
あるのかを考えること。探すこと。
これらのステップを放置してしまった後に、組織にどのような
影響が広がっていくのかを想像すること。
現状だけではなく、中長期の未来まで考えること。
その積み重ねが、会社の未来をつくります。
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