「自分らしく働きたい」
そう考える人は多いです。
でも、具体的にどんな働き方かと問われると、明確には答えにくいもの。
なぜ、適職は見つけるのが難しいのでしょうか。
そこにはこんな理由がありました。
「現在の自分」は、 「本来の自分」 と「後天的に形成した自分」でできています。
「本来の自分」は、自身の性格の種のようなもので、生まれつきそういう
特徴を持っていて、一生変わらないと言われています。
逆に、「現在の自分」は、「後天的に形成した自分」によって、どんどん
変わっていきます。
良い風に変わっていくのはとても素敵なこと。
一方で、「本来の自分」の特徴を無視しすぎてしまうと、自分らしい働き方や
適職が見つかりにくくなってしまいます。
この「本来の自分」は、いろんな本質が組み合わさってできていて複合的な
ものなのですが、とてもざっくり言うと2種類あって、
1つは、仕事をする時や人と接する時だけ前に出てきやすい「対外的な本質」。
そしてもう1つは、常に自分の中に存在する「内側の本質」です。
ほとんどの人は、これら2つが生まれつき一致していません。
よって、「周囲から言われる自分」と「自分で認識している自分」の特徴が違う、
ということも多いです。
厄介なことに、「内側の本質」は「対外的な本質」よりも分量が多く、
その人の大部分を占めており、生き方、考え方、人との接し方に大きな影響を
与えているのです。
時々、著名人への密着ドキュメンタリー番組で、その方が
「自分はみんなが思っているような人間じゃない」と言って自己矛盾を抱いて
いる姿を目にしますが、これも「対外的な本質」と「内側の本質」が違うから
かな、という気がします。
そして、先に述べた「現在の自分」と「本来の自分」がかけ離れている場合、
無理をしていたり、ストレスを抱えていたりする可能性もあります。
「本来の自分」は一体どんな人なのか?
それを知った先に、もしかしたら探していた答えがあるのかもしれません。