「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」
西郷隆盛さんの言葉なのですが、私が共感している人材抜擢
スタンスです。
つまり、
「功績のある者にはより高い給与を与えよ
人徳のある者にはより高い地位を与えよ」
ということですが、人事としての自分の見解を少し加えるなら、
「人徳があってある程度の実力がある人に地位を与えよ」かなと
思います。
業務遂行力が高い人の方が実務レベルでの意思決定がうまいのと、
自身が詳しくない領域においても話の抽象度を上げたり、周囲に
ヒアリングしたりすることで情報を集め、適切に判断ができるので、
人徳だけではなく実力面ももちろん考慮したほうが良いと考えています。
一方で、企業がよくやってしまいがちだけれど組織が壊れやすく
なるので注意してほしいことは、プレーヤーとしてある程度優秀だ
けれど人格が備わっていない人材にマネジメントを任せてしまう
ことです。
こういう場合には、西郷さんの「禄を与えよ」にとどめた方が
良いので、抜擢基準はあらかじめ明確にしておくのがおすすめです。
西郷さんは49歳で人生を終えているのですが、どのようにして
この領域にたどり着いたのだろう。
そして、一番の理想形は、
「マネジメントがほとんどいらない組織である」
とも思います。
ただし、これには条件があって、全員が業務委託者だとか、
ある種の判断力を持った人の集団でないと成り立ちません。
…と思っていた時に、Snow ManさんのYoutubeを見ていたら、
やっぱりこのグループはすてきだなと思いました。
コミュニケーションの話をしているんだけれど、まさにこういう
状態こそがマネジメントがいらない状態だと思う。
社会人歴を重ねた人たちが見ても彼らから学ぶところは多いと
思います。
良かったらご覧ください。
※Snow Man【史上初…車内緊急会議】浅草までのドライブ中に
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