自社の人事レベルを上げていくと、会社の発展・事業の発展につながります
- Capire(カピーレ) 伊藤亜里沙
- 4月8日
- 読了時間: 3分
今回は、自社の人事の習熟度(ここからは「人事レベル」と呼んでいきます)の
話をさせていただきます。
特に経営者の方に知っていただきたい内容です。
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人事レベルが低いとこんな状態になりやすい
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自社の人事レベルが低い状態だと、
・優秀な人材が離れていく、そもそも入社してくれないことも多い
・採用や育成にお金をかけても成果が出ない
・労務面でのトラブルやコミュニケーショントラブルが多い
・チームとして機能していない部署がある
・部門間の連携が弱く、全体的に生産性が低い
といった事態が起こりやすくなります。
そのため、従業員規模も事業も大きくはなりにくく、一定の従業員数を行ったり
来たりしていたり、従業員数は多いけれど人事領域の仕組みが整っておらず、
実は組織状態が悪かったり、従業員数と売上高のバランスが悪い状態が続いたり
してしまいます。
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人事レベルが高いとはどういう状態なのか
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人事レベルが高いと、人事部門は採用業務や評価制度、教育制度を単に運用して
いるだけにとどまらず、
「経営が目指すゴールに向かって、どんな人材をどのくらい採用し、どのように
育成していくべきか、それを人事制度と連動させてどのような仕組みを作って
いくか」を設計・実行できる力があります。
つまり、人事の動きと経営の動きを合わせることができるようになるのです。
ということは、人事部門のトップであるCHROが以下を満たしている人材である
必要があります。
①経営目線や事業目線を持った人材で、会社の経営戦略と事業戦略を理解できて
いる
②上記を満たすための人事戦略を中長期で描くことができる
③人事戦略を描くために、自社の組織状態(良い点と課題)を適切に見極める
ことができ、理想形との差分がわかる
該当人材が社内にいない場合には、社外人事に依頼するのも良いと思います。
経営と人事は密接につながっているので、
会社をスケールさせたい=一定の人数を毎年大量採用していくことができて、
事業を運用できればOKということにならない点に注意が必要です。
良い組織状態を保ったまま、もしくは組織状態を引き上げながら会社を大きく
していくには複数の工夫が必要で、これらの工夫を連携させていくことも
大切です。
知識を持って戦略的に組織運営していくことが、会社や事業の発展につながり
ます。
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