私は松岡修造さんが行うインタビューが好きです。
選手が思わず何でもしゃべっちゃう、あの明るさも。
もともとテニス選手だったからインタビューを受ける選手が安心するのも
あるかもしれませんが、
「この人全力で自分の応援者なんだな、よく研究してくれてるな」って
感じるから、自然に本音を話したくなるんじゃないでしょうか。
私も人に話を聞く仕事なので、いつもついそのままその番組を見ちゃいます。
自分の考えを言葉にするのが得意な人は、普段から物事を深く考えているので、
必要な時に必要なことをすらすらと語ってくれますし、説明もわかりやすいの
ですが、普段から言葉が少ないタイプの人に話を伺い、多くの言葉や笑顔を
引き出すのには、工夫が必要です。
しかも、スポーツ選手へのインタビューの場合、その人に質問をする場は、
試合後である「今」しかない。 「後」でまたその話を聞くチャンスがめぐってくることはほとんどない。
限られた時間で色んな話を引き出せることに、彼のすごさがある。
これを私たちの生活に置き換えてみます。
仕事関係者、パートナー(=夫、妻、彼氏、彼女)、兄弟姉妹、親子、友人。
この中で、兄弟姉妹と親子には「血のつながり」という揺るぎないものが
あって、友人には「距離感を調整できる」という柔軟性がある。
だけど、仕事関係者とパートナーは、もともとの関係性が強固でも柔軟でも
ない中で出会う。
そのわりに関わりがガチである。
でも、その人と今一緒にいるのが自分なら、その人を支え、苦楽を共に
できるのも自分で、それが人と関わって生きる・働くことの醍醐味でも
あります。
だからこそ大切だと思うのです。
一緒にいる人のことや考えを知ろうとすること、わかろうとすることが。
良き応援者でいることが。
修造さんの人への接し方や仕事の仕方には、見習いたいところが多いです。
そして、本質を調べてみたら、なんと、本来は頑張りや根性を求められるのが
苦手な特性をお持ちでした。
しかもかなり繊細。
ということは、後天的に色々なものを身につけたことになる。 裏にある努力がどのくらいあるのか、ものすごく気になります…
#チームビルディング #伊藤亜里沙
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