今週の金曜日に放送された「この歌詞が刺さったグッとフレーズ」
という番組を録画で見ていました。
心に染みたり、歌詞の意味を知って涙が出たりと心が大忙し。
例えば、一青窈さんの「ハナミズキ」という歌。
当時は歌詞を聞いてもどういうシチュエーションを歌っているのか
わからず、自分の人生の中に経験がない出来事を歌っているような
気がしていました。
この曲は、9.11で母が息子を先に行かせるシチュエーションを歌って
いるのだそうです。
それを知った上で歌詞を読んだり聞いたりすると、
「そういうこと…」と一気に涙が溢れてきます。 https://www.youtube.com/watch?v=TngUo1gDNOg
嵐さんの「カイト」は、東京オリンピックのテーマソングでしたが、
悲しみを越えてどこまでも行こう
そして帰ろう その糸の繋がった先まで
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
というフレーズは、満足がいく時間を過ごせた選手よりも、満足とは
言えない結果に終わった選手に温かく刺さりそう。
「糸の繋がった先」は、日本かもしれないし、応援してくれている誰か
かもしれません。
「ラル ラ リラ」になっていて答えが描かれていない、「溢れ出す」
ものは何だろう、とも思いました。
私は自分で自分を回復させたいときや前を向きたい時には、
「自分の中にグレー(=中途半端や後悔)を残さない」
ということを大事にしています。
だから、しっかり泣いたり、しっかり落ち込んだり、しっかり誰かに
話したり、思う道を進んだりして、ちゃんと終わらせたり向き合ったり
します。
パーツで見たら「終わり」である出来事も、人生という長いスパンで
見てみると、「何かの始まり」につながる道でもあるから。
でも、人の回復に寄り添う過程では、無理に引き上げるのではなく、
グレーが白に変わるまで見守るのも良いですよね。
3h番組でしたが、結構泣いて体からたくさんの水分が出ていきました。
歌詞の意味や曲の背景を知る過程は面白いです。
こういう番組、また見たい☺
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