第一印象を覆した第二印象

最終更新: 2019年1月5日

- 第一印象は多くを物語り、その後もそんなに変わらない -

そう思う人が多いのではないでしょうか。

一度だけ、この考えが大きく覆る経験をしたことがあります。


そして、大切な出会いになりました。


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私が個人的に入会しているNPO法人。

ネットでたまたま見つけて、「日本の未来をまじめに考える」

というコンセプトに惹かれて問い合わせをし、 懇親会に お邪魔したのが始まりでした。


でも、実は初めて会った日の仲間たちの印象はあまり良くなく、

後日、みんなに「まさか入会するとは思わなかったー」って

話したことがあります。

まず、メンバーが男性だらけで、雰囲気も話題も男子校のよう。

ほぼ同い年で構成されている法人なのですが、初対面なのに

すぐにタメ口。下の名前で呼び捨て。遠慮のない物言い。

完全に圧倒され、気持ちが後ろに引いていった私は、会の終了後に

暗い気持ちで帰り支度をしていました。

「直感で来ちゃったけど間違えたかな。

みんなとまた会う日はまず来ないだろう……」

と、失礼なことを考えながら。

お店を出ようとする私に、Nくんが声をかける。

「Sが名刺入れ忘れてっちゃったんだけど、また会う?

これ渡しておいてくんない?」

「え?うん」

うっかり受け取ってしまいました。

Sくんに連絡をして、後日渡すことに。


そして、2回目に会ったその日、私からは何も聞いていない

のですが、この法人について話をしてくれました。 当初はもっとビジネスライクでよそよそしい雰囲気だったけれど、

Nくんが、「これじゃ同い年の恩恵を享受してない」と 言い出したのだと。 「下の名前で呼ぶことも、敬語を使わないのも、相手との垣根を早く

取っ払って、距離を縮めるための行為なんだよ。

遠慮なしの物言いも、本音で話すことを大事にしてるからなんだ。」と。 なるほど。そうだったんだ。

私は、その後2回くらい定例会に出席し、いろんなメンバーに出会い、

そして、入会しました。 初めはびっくりしたものの、しばらく一緒にいるとわかる、

本音で話せる心地良さ。 学生時代の自分を取り戻したような不思議な感覚があり、

人と接する上での大事なスタンスを思い出させてくれました。 ここでできた友人達は、私が今の事業を始める前に、実際に

サービスを受けてフィードバックをくれたり、事業内容や事業名、

職業名、価格決定の相談に乗ってくれたりし、スタートしてからも 色々と力を貸してくれました。 メディアでコラムを書いてみないかと誘ってくれたのも、この法人の 仲間のひとりです。 この人たちに出会わなかったら、私は今どんな風に事業をしていたん

だろう。 今にして思えば、お酒の弱いおっちょこちょいすけSくんとNくんの

オフィスは、1駅お隣。 私を介さずとも距離が近かったはずの彼ら。 たまたま忘れられた名刺入れと小さな偶然の数々がつないでくれた ご縁でした。 ♯Capire #伊藤亜里沙